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謎の肺がんに注意!

「謎の肺がん」に注意しよう

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肺がんの未解明なこと肺がんはタバコを吸う男性に多い病気ですが、タバコを吸わない女性であれば安全とは言い切れません。近ごろ喫煙習慣のない女性に急増中の「謎の肺がん」の正体に迫ります。

レントゲンに写りにくい理由など

発見が難しい非喫煙者の女性にみられる肺がんは、レントゲン検査でもなかなか発見できません。
なぜタバコを吸わないのに肺がんになってしまうのでしょうか? また、女性であることが肺がんの発病とどう関係しているのでしょうか。
謎の肺がんがレントゲン写真に写りにくい理由も説明していきます。

喫煙が原因のケースはわずか20%

肺がんは「タバコを吸わなければ大丈夫」と思うかもしれませんが、それは誤りです。
確かにタバコは最も大きな肺がんの危険因子であり、タバコの本数の多い人ほど発症率が高くなると言えます。
しかし女性の場合、喫煙が肺がんの原因となるケースは、何と全体の20%しかありません。
残りの80%は原因不明である上に、タバコを吸わない人なのです。

非喫煙者の女性に増えている肺がんの多くは、自覚症状がありません。
しかもレントゲン写真に写りにくいという特徴があるため、発見された時には、既に末期に近いほど進行しているケースが多々あります。

空気の多い場所は発見が難しい

肺がんの検査と言えば、誰もがレントゲン写真を連想するかと思います。
「肺がんの可能性がある場合は肺に白い影が写る」ことを知っている人も多いでしょう。
しかし非喫煙者の女性に多い肺がんは、なかなかこの検査で発見することができません。

なぜかと言うと、この種類の肺がんはガス交換を行う肺胞の辺りにできるためです。
エックス線では、残念なことに癌が肺胞のような空気を多く含む場所にできた場合、なかなか発見することができません。
更に肺には神経がないため、発症してもはっきりとした自覚症状がない場合が多いのです。

「空気」で肺ガンが発症する!?

肺胞のなかには、肺胞マクロファージという物質がいます。
この物質には、細菌などの異物が肺胞に侵入すると、活性酸素を出して分解する働きがあります。肺を守ってくれる大切な存在ですが、常に肺の味方となるわけではありません。

あることが原因で突然暴走し、肺を傷付けてしまうことがあります。
その原因とは意外にも、私たちがいつも何気なく吸っている空気です。
空気は一見無害に思えますが、実は人体に有害な化学物質が数多く含まれているのです。

肺胞マクロファージは、これら有害物質を浴びると、活性酸素を過剰に出すようになります。すると、攻撃を受けるのは細菌だけではありません。自分自身や周囲の健康な細胞も攻撃の対象とみなして傷付けてしまいます。
肺がんが発症するのは、この傷つけられた肺の細胞ががん化してしまうことが原因です。

肺の細胞ががん化してしまう理由にはもう1つあります。それは女性ホルモンです。 女性の中には、生まれつき肺の細胞に女性ホルモンがくっつくレセプターを持っている人がいます。
女性ホルモンは、肺の細胞がダメージを受けた時にそのレセプターに付着し、がん化させてしまう作用を持っていると言われています。

ヘリカルCT検査で見つけられます

レントゲン検査で無理でも、ヘリカルCT検査であれば高確率で「謎の肺がん」を見つけることができます。
ヘリカルCTとは、体の周りをぐるぐると回転しながらエックス線を照射し、体の中の画像を鮮明に写し出すことのできる装置のことです。
肺がんの場合、この検査の画像に「すりガラス陰影」という白く淡い影が写ります。
空気の多い肺胞にあるのでくっきりと写るわけではありませんが、レントゲン写真よりははるかに詳しくみることができます。
非喫煙者の女性であっても、年に1〜2度の割合でこの検査を受けることをお勧めします。

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