肺がん
不整脈こんなにある肺癌の合併症

不整脈

不整脈について

肺がん

不整脈の詳細心拍が不安定になる不整脈は、さまざまな病気が引き金となっている場合が多いです。
脈を正常に戻すには、原因疾患正確に突き止めなければいけません。
肺がんの開胸手術後にも起きやすいと言われている、不整脈について解説します。

種類や原因、症状、検査や治療方法など

不整脈の種類や原因心臓の拍動は速すぎても遅すぎてもいけません。一定のスピードで規則正しく脈打たなければ、血液循環が上手くいかなくなってしまい、色々な障害を引き起こします。
不整脈の種類や原因、症状、診断のための検査や治療方法などを紹介していきましょう。

徐脈性と頻脈性に大別される

脈拍数や拍動のリズムが不規則な状態のことを不整脈と言います。
また脈拍数や拍動のリズムが一定であっても、心電図検査で異常所見がみられた場合は不整脈になります。

成人の脈拍数の正常値は、安静時の測定で1分間におよそ60〜80回です。
この数値を大きく下回っていた場合を徐脈、上回っていた場合を頻脈と言います。
具体的には、30〜40回/分であれば徐脈、100回以上/分であれば頻脈となります。

不整脈は一種だけではなく、脈拍数によって大きく2つに分類されます。
正常値より脈拍数が低い「徐脈」の場合を「徐脈性不整脈」、正常値より脈拍数が多い「頻脈」の場合を「頻脈性不整脈」と呼び、区別されています。

ここでは肺がんの開胸手術後に起こりやすい「頻脈性不整脈」について説明しましょう。

頻脈性不整脈とは脈が速くなること

頻脈性不整脈とは、拍動が早くなり脈拍数が正常値を大幅に上回る不整脈のことです。
一般的には頻脈と略して呼ばれることが多いですが、洞性頻脈と呼ばれることもあります。

頻脈性不整脈は、お酒やコーヒーの過剰摂取、薬物乱用などでも起こりますが、以下のようなさまざまな疾患が原因となっている場合が多いです。

また肺がんにより開胸手術を行った後は、頻脈が起きやすいと言われています。
自律神経の機能障害が関係しているという説が有力ですが、明確には解明されていません。

原因疾患のいろいろ

  • 心筋疾患(先天性の心臓弁膜症、心不全、心筋症)
  • 冠動脈疾患(アテローム動脈硬化、狭心症、心筋梗塞)
  • 甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症)
  • 肺疾患(肺血栓塞栓症、突発性肺血鉄症、肺炎)
  • 水・電解質異常

意識消失の症状が表れることも

頻脈は、多いときで1分間に300〜400回も脈打つことがあります。
拍動があまりに速いと、心臓はうまく血液を全身に送り出すことができません。その結果、心停止に至り命を落としてしまうこともあります。

頻脈が起きると、息切れ、動悸、眩暈、立ちくらみといった症状が表れます。
突然全身の力が抜ける虚脱感に襲われたり、意識を失って倒れてしまうこともあります。

診断のための検査や治療方法

診断のための検査には、心電図検査、胸部エックス線検査、電気生理学的検査、心臓エコー検査、冠動脈CT検査、心臓カテーテル検査などさまざまなものがあります。
これらにより診断が確定されたら、原因や不整脈の種類などに応じた治療が行われます。

不整脈の治療で有名なのは、心臓に電気的な刺激を与えて拍動を促すペースメーカーを胸に埋め込む方法ですが、これは徐脈の場合です。

頻脈については、脈を穏やかにするβ遮断薬などの投与や、心臓を空打ちさせる異常電気回路を焼くカテーテル治療などが行われます。
もし頻脈が慢性化していたり重症であったらDCショックやICD、原因疾患が心臓弁膜症や狭心症であった場合は外科手術が検討されます。

【STOP!肺がん】コンテンツ分類
  • 【肺がんの基礎知識】肺癌の原因・症状・診断・ステージ・治療
  • 【肺癌になってしまったら】入院・食事・ステージ・リハビリ
  • 【肺がんと間違えられ易い病気】肺炎・肺結核・気管支炎・喘息
  • 【こんなにある肺癌の合併症】肺血栓塞栓症・気胸・膿胸・不整脈
  • 【肺がんコラム】検診・生存率・プロポリス
【STOP!肺がん】コンテンツメニュー
  • 【症状】その咳や胸の痛みは肺がんの初期症状かもしれません
  • 【肺がんのステージ】肺癌の進行度を表す病期分類について
注目記事(STOP!肺がん)ランキング