肺がん
薬肺がんの基礎知識

肺がんに効く薬

肺がんに効く薬について

肺がん

肺がんの薬肺がんの治療に欠かせないものの1つに、化学療法があります。
化学療法とは、抗がん剤を服用することで、がん細胞の増殖を抑制する治療法のことです。
ここでは肺がんに効く薬、さまざまな抗がん剤について解説しています。

抗がん剤治療の流れなどを説明します

抗がん剤治療抗がん剤には色々な種類がありますが、どれを使用するかは、患者さんの病状や体力を考えて慎重に選ばなければなりません。治療の進め方についても同様です。
一般的には、標準の抗がん剤治療の後に、分子標的薬による抗がん剤治療が行われます。
これらはどういった治療なのかや、治療の流れなどを詳しく説明していきましょう。

「標準の抗がん剤治療」とは?

肺がんの化学療法ではまず、はじめに「プラチナ製剤」と「その他の抗がん剤」の2薬を用いた標準の抗がん剤治療が行われます。
プラチナ製剤とは、がん細胞のDNAやタンパク質と結合することで、がん細胞の分裂・増殖を抑制する薬のことです。

「プラチナ製剤」と「その他の抗がん剤」には多くの種類がありますが、治療に用いるのはそれぞれ1種類ずつであり、選択の基準となるのは患者さんの病状や体力などです。

併用療法とは、作用の異なる薬を組み合わせて使用する治療法のことであり、お互いの効果を高めたり、副作用を軽減したりするという目的があります。

併用療法の流れ

  1. 1週目は、プラチナ製剤とその他の抗がん剤の両方を服用します。
  2. 2週目は、その他の抗がん剤のみを使用します。
  3. 3週目は休薬期間とし、どちらの薬も使いません。(副作用などの負担があるため)

1・2・3を1セットとして、4〜6回繰り返します。

治療効果がみられなかったら…

標準の抗がん剤治療を4〜6セット行った後は、経過観察を行います。
そこで再発が見つかったり、がん細胞が大きくなったりしていた場合は、治療効果がなかったということになりますので、別の薬物の使用を検討しなければいけません。
その場合に行われるのが、分子標的薬による抗がん剤治療です。

「分子標的薬による抗がん剤治療」とは

分子標的薬による抗がん剤治療は、標準の抗がん剤による治療の後に、再発したり癌が増殖したりしていた場合に行われる治療法です。手術不可能なほど進行していたり、非小細胞肺がんも対象となります。

治療に用いられるのは、ゲフィチニブやエルロチニブという分子標的薬です。どちらかと言えば、イレッサやタルセバの名前で広く知られています。

イレッサやタルセバは、がん増殖の命令を出すEGFE(上皮成長因子受容体)を攻撃する薬です。服用すると、がん細胞の増殖が止まり、がん細胞を死滅させることができるのですが、効果が強力なぶん正常な細胞にもダメージを与えてしまいます。

イレッサとタルセバの副作用について

イレッサとタルセバには、従来の抗がん剤にある副作用(吐き気や骨髄抑制など)はあまり表れません。しかしそのかわりに、発疹、下痢、肝機能障害、肌の乾燥といった副作用がよく起こります。
またごく稀ですが、間質性肺炎や急性肺障害という重い副作用が出て、命に関わることもあります。
重い副作用は、肺線維症のある人、喫煙歴のある人、体力が低下している人に出やすいことがわかってきていますので、使用するかどうかは医師とよく相談してください。

抗がん剤の種類一覧

非小細胞肺がんに用いられる抗がん剤について紹介します。

プラチナ製剤

シスプラチン、カルボプラチン

併用される抗がん剤

イリノテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、ビノレルビン、ゲムシタビン、マイトマイシンC、ビンデシン、アムルビシン、テガフール・ウラシル配合剤、フルオロウラシル

分子標的治療薬

ゲフィチニブ(イレッサ)、エルロチニブ(タルセバ)

小細胞肺がんに用いられる抗がん剤について紹介します。

プラチナ製剤

シスプラチン、カルボプラチン

併用される抗がん剤

イリノテカン、エトポシド、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、ノギテカン、アムリビシン

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