肺がん
原因肺がんの基礎知識

原因

肺がんを発症させる原因

肺がん

肺がんの発症原因よく「癌は遺伝するから仕方ない」と言う人がいますが、肺がんは遺伝病ではありません。
発病には必ず理由があり、その理由をきちんと知っておけば回避することが可能です。
肺がんは、どんなことが原因で発症してしまうのでしょうか。

喫煙者も非喫煙者も発症する?

喫煙者と非喫煙者の発症喫煙者が肺癌にかかりやすいことは広く知られていますが、非喫煙者でも肺癌にかかることがあるという事実は、あまり知られていません。

なぜタバコを吸わなくても、肺がんを発症することがあるのでしょうか? またタバコ以外にも、肺がんの原因となるものがあるのでしょうか。

最大の原因はタバコです

タバコは肺がんの最大の危険因子です。
喫煙者と非喫煙者では、圧倒的に前者のほうが発病しやすいことは言うまでもありません。具体的には、タバコを吸う習慣のある人は吸わない人の10〜20倍もリスクが高いそうです。

いまは「ストレス解消になる」「映画俳優のようでかっこいい」などの理由で喫煙する人が多いようですが、煙草を吸っても何も良いことはありません。
タバコの煙にはさまざまな化学物質が含まれているからです。
そのうち人体に有害なものは250以上、発がん物質は50以上もあると言われています。
なおニコチンが原因と勘違いしている人が多いですが、ニコチンに発癌性はありません。

受動喫煙者のほうが危険!?

ではタバコを吸わなければ安全なのか? というと、必ずしもそうとは限りません。実は非喫煙者であっても、肺がんを発症する可能性があるのです。

自らの意思でタバコを吸う(能動喫煙)のではなく、吸っている人が吐き出した煙を吸い込んでしまうことを、受動喫煙と言います。
また能動喫煙によって直接吸い込む煙のことを主流煙といい、受動喫煙によって間接的に吸い込む煙のことを副流煙といいます。

よく「煙草は吸う人よりも周りの人に害がある」と言いますが、これは本当のことです。副流煙には主流煙の何倍もの有害物質が含まれており、非常に体にとって毒なのです。

アスベストでできた建物に注意!

肺がんの発症原因の一つに、アスベストも挙げられます。
アスベストとは、天然のケイ酸塩鉱物が繊維状に変化したもののことであり、石綿(いしわた、せきめん)とも呼ばれています。
太さは髪の毛の5000分の1、長さは0.1mm〜数cmであり、肉眼で見ることはできません。

アスベストには、絶縁性や耐久性に優れ、熱や摩擦に強いという特長があります。
そのため昔は「奇跡の鉱物」として重宝され、建築資材や防音材、断熱材などさまざまな用途で使われていました。

ところが、のちにアスベストは人体にとって有害な物質であることが発覚しました。
アスベストの粉塵を吸入すると、肺がんやじん肺などの病気を引き起こしてしまうのです。
日本やアメリカなどで死者が続出したため、1950年(昭和50年)にアスベストの使用は禁止となりました。

いつ発病してもおかしくない

アスベストが有害物質であることが判明したため、全国で除去作業が行われました。
しかし完全に取り去ることができたわけではなく、作業が進んでいるのは、あくまでも公庁施設のみです。
民間施設の対応は遅れており、未だ大量のアスベストが手付かずのまま放置されています。

アスベストを扱う仕事に10年以上従事していた人は、肺がん発症のリスクが大変高いです。また、アスベストが使用されているマンションに住んでいる人も同様です。
普通の生活を送っていれば問題はありませんが、不用意に壁に穴を開けたりなどして、アスベストの粉塵を吸い込んでしまうと、いつ発病してもおかしくありません。

もし今住んでいるマンションが1975年以前にできたものだったら、念のため工事業者などに問い合わせてみることをおすすめします。

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